学名/和名
(MJ No.) |
Abraxas
grossulariata (Linnaeus, 1758) スグリシロエダシャク,Cat.2641
grossulariata
conspurata Butler, 1878 スグリシロエダシャク[日本亜種]
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分布 |
本種はヨーロッパから日本まで, 旧北区に広く分布し, 多数の亜種に分けられている. 日本産は subsp. conspurata
Butler に属し, 北海道, 本州, 四国に分布する. |
県内の記録 |
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食樹・幼生期 |
幼虫はきわめて多食性で, キツネヤナギ, マユミ, ツツジ類, ガマズミなどが記録されている. |
発生期 |
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Abraxas では, 触角♂は鋸歯状で繊毛状, ♀は微毛状. ♂の後脚脛節は太い. 前翅のR1はR2との柄から分かれてすぐにScと合流し, R2とR3+R4が接して細長い小室ができることが多い. この属のなかで, 本種と次種のみは原名亜属に含まれる. 一般に北のものほど黒斑が縮小され, 白っぽい. 四国では剣山の高所でしかとれていないが, かなり黒斑が拡大されている. しかし本州産のなかにも種々の程度の変異が見られる.
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標本画像 |
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生態画像 |
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幼虫画像 |
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